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この日より 〜 2004年2月 〜
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- 二〇〇四年二月十四日 土曜日
- 奈良私立、大阪私立高校共、入試の結果が出そろった。全員合格であった。よかったと思う。しかし、分割入試と公立一般入試があるので、気をゆるめることはできない。
私立を専願で合格した者は、もう受験はない。かと言って、それで勉強しなくてよいわけではない。高校が決まれば、全く勉強しなくなる者がいると聞く。未来洞ではそれは許されない。中学生活は、高校受験のためにあるのではないし、勉強は一生続く。受験は一生のうちの小目標であり、一通過点に過ぎないことを肝に銘じてもらいたい。
- 二〇〇四年二月十一日 水曜日
- 中学2年生の模擬テストである。ここから、本格的に受験勉強が始まる。今の中三もちょうど1年前ここからスタートした。あれからもう1年がたつ。早いものだ。
- 二〇〇四年二月十日 火曜日
- 奈良県外の高校入学試験日である。またまた、各高校で朝一番に待ち受ける。これで私立高校の入試は終了した。結果がどうでもよいわけではないが、大切なのはやはりプロセスである。合格が成功と思い込んでいるがたくさんいるが、中学入試や高校入試では、それは必ずしも正しくない。この仕事をしていない人にはわからないかもしれない。
- 二〇〇四年二月八日 日曜日
- 未来洞スタッフ達の体調が、過労のあまりくずれてきている。しかしこの状態は春まで続く。薬を飲みながら病院へ行きながらの闘いの日々が。
- 二〇〇四年二月六日 金曜日
- 奈良県私立高校の入学試験日であった。中三の受験する各高校でスタッフは待ちうけ、チェックと共に言葉をかける。気の引き締まる瞬間である。
- 二〇〇四年二月四日 水曜日
- 日本の伝統行事“節分”。次世代に正しく伝えてもらいたい。その気持ちがなくなれば民族の区別がなくなる。行事は文化の1つでもある。未来洞は、子供達が日本の伝統行事を大切に思う人になってもらいたいと考え、故に他の行事も含め15年続けてきた。学校のテストで点数をとることや、少しでもレベルの高い学校に合格しようと仕向けることだけが教育ではない。むしろ弊害になることすらある。未来洞がしようとしているのは、常に子どもにとっての本物の教育である。それは、大人全員の義務でもある。
- 二〇〇四年二月三日 火曜日
- 節分という行事がどういうものか、大人はどれくらい説明できるだろう。子どもたちが納得するだけの説明ができるだろうか。わきあがる疑問が学ぶという行為の発動である。それにきちっと答えずして学校で学ぶ勉強だけをしなさい―――というのは正しくない、矛盾している。学ぶ姿勢がなく勉強はできない。たしかに、節分のことを知らなくても生きてはいける。それなら、学校で学ぶことの全てを身につけなくても生きていけることも大人は知っているはずだ。
- 二〇〇四年二月二日 月曜日
- 明日は節分である。未来洞では今日、明日、明後日と生徒たちが豆を食す。年中行事の1つとして15年続けてきた。そして節分とはどういう行事かを教えてゆく。