2014.1.10(金)

前頭葉の発達のおくれている子供が増えているらしい。

 教え子の中には、小学校で教鞭を執っている人も何人かいる。授業に集中できない小学生が増えていることは、耳にしていたが、このことに相まったニュースが発信されていたらしい。この原因については、私も昔から言い続けてきた。野山に入ったり、子供ながらの小屋をつくったり、昆虫や小動物とふれあったりが少なくもしくは、全くなくなってきたこと。

 大人や社会、営利目的の会社によるものだが、屋内で、ゲームをすることが遊びとなってしまったこと、必要もない習い事をよかれと思い込んで遊ぶ時間をうばってしまっていること。

 保護者世代にもそろそろ上記に「自分もそうだ」と思いあたる人がいるのではないか。若い先生にもいるだろう。

 外で遊べば、太陽光や、子供らしい発見や興奮によって、セロトニン神経が強化される。これが大切。弱いままだと、そわそわさせる脳から抑制する力をつけた脳に移行できない。さらに、セロトニンが増えなければ、メラトニンも増えない。すると、夜に良質な睡眠がとれない。それは、さまざまなことに影響がでる。例えば朝食を満足にとれないなどの悪循環である。

 世の中、子供という時代を、このままほうちするのか? 私は未来洞で次の世代をになう子供たちに「自分の子は、外で遊ばせよ」と教育していく。それが正しいからである。

前頭葉の正常な成長のためでもである。