未来洞の教育

共に君の未来へ

子どもは、明るい将来を夢見、また希望を持って日々成長を遂げなければなりません。
その明るい 未来を約束、用意するのは大人の責任です。
子どもは希望へ向かって歩みたいという欲求を持っています。
しかし、その道のりには様々な壁があるのも事実です。
何度つまづき、迷い、どれほど悩み苦しんでもかまいません。
それはごく自然なことであり、抱え、また乗り越えることが成長につながります。

では我々大人は、子ども達とどう関わっていくべきでしょうか。
未来洞は、その礎となるべく、長年、子ども達と肩を並べ、共に探してきました。

どんな地図にも載っていない、光射す道標を―。

目的は人間形成

教育とは手段であって、その方法は様々ありますが、先にある目的は1つです。

1988年に未来洞を創立して以来、ずっと「塾ではない」と言い続けてきました。
現在の「塾」という形は、そのほとんどが利潤を第一に運営されるサービス産業の業種であり、教育サービス産業です。
未来洞は、あくまで教育の場であり、教育産業を助長するものではありません。
世間が現在の進学塾や予備校の姿を認めるのであれば、むしろ対抗する「未来洞」という新しい形で「塾」にとってかわろうという姿勢があります。
子供のもつ能力は多様であり、運動に秀でた者、手先の器用な者など、それらを単一の「学力」という「ものさし」で測ることはできません。
学力も子どもの持つ能力のひとつにすぎず、その能力の突出が子どもの価値や将来を決定するというような考えが、正しいとは限らないのです。

私たち大人は、たくさんの可能性を持った子どもたちに「とにかく良い点数をとって、良い大学へ行って、良いところに職を求めればよいのだ。」と胸をはって言えるでしょうか。
「教育」という名のもとにおいては、それは言えないはずです。
教育とは、子どもたちが潜在的に持つ能力を引き出し、その子どもをより良い方向に向かわせることでもあるのです。

「学歴社会」この考えを完全に否定はしませんが、「教育」の最終地点はそこではありません。
目的は「人間形成」であるべきです。
いかなる分野であれ、望まれる人、魅力ある人、信頼される人、つまり「社会に貢献できる人」は、自らの課題に積極的に取り組んでいこうとする強さを持ち合わせています。
この力を鍛えることが、子どもを預かる教育機関の使命ではないでしょうか。

勉強とは、「教育」の手段の一つなのです。
未来洞は、子どもたちの目的を『本物の人』ととらえ、そのための正しい手段となる「教育」を実践していきます。

「教育」とは「 感化」でもあり、エネルギー溢れる大人や先輩達の生の姿が子どもに影響を与え、表情を変えていきます。
厳しさと愛情のある空間で日々鍛えられ、 成長していく子どもの姿を見たい。
持って生まれたものを限界まで引き上げ、感動と学力のある子どもを育成していきたい。

これが、未来洞です。
我々スタッフがまず本物でありたい。
そして子どもたちと共に考え、悩み、さらなる『本物の人』への追求をすることにより、子どもたちと共に成長していきたいと考えています。